「360度フィードバックを失敗することなく、スムーズに導入・実施し、期待通りの効果を得るために、一番大切なことは何ですか?」
これは、コンサルティングの現場で、よく尋ねられる質問のひとつです。
会社の規模、風土、現在の組織状態、実施目的によって異なることも多いため、その問いに対して、毎回迷いなく即答できるわけではありません。
しかし、どのような会社や実施目的であれ、共通している非常に重要なことがあります。
それは、「対象者や回答者の“心理”をしっかり丁寧に想像すること」です。
これは、単なる知識や理論に従って実施するのではなく、対象者や回答者が「どんなことを感じているのか?」「どんな気持ちなのか?」に意識を向けるという意味です。
360度フィードバックは、人と人との関係性に直接触れる繊細な手法であり、実施手順などを考える “制度設計“ の前に “感情設計” が求められます。
心理的な不安にどう寄り添うか
例えば、導入時に人事部が発信する案内文や、事前説明会での説明。
これらの場面で、 ・ ・ ・
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